時は令和、平成も過ぎて我々昭和生まれは時の流れを痛感しています。テレビ番組では死語の世界だの、昭和あるあるだのが隆盛ですが、そもそもテレビ見ないなんて話を聞いてカルチャーショックを感じています。
ご存じ昭和は高度成長期、バブル経済、JapanAS No. 1なんて時代だったもので日本経済の絶頂期であったように感じます。悲惨な戦争体験を経た先人たちが築き上げた成功体験そのものだったのです。
その頃の就職とは終身雇用制が大前提でした。「いい大学に合格して、いい会社に就職して出世して、高額な退職金をもらい、幸せな老後を過ごす。」のがモデルケースであったのです。
ところが今はどうでしょうか。”高学歴”とされた大学は全入時代に突入しました。難関校においては大企業や省庁への就職が減ってきており、外資系への就職や起業も増加しています。昭和の時代に憧れであった銀行、商社、広告、家電メーカーに入社してもすぐ辞めてしまう(転職してしまう)ケースが目立ちます。
ですから人手不足を背景に新卒採用に躍起になっている方に、私は言うのです。「今年入ったオタクの有望な彼(彼女)・・・すぐ辞めますよ。そのつもりで採用なさい。」と。