真新しいスーツを着て、初々しく通勤する新社会人の方々の姿を見かける時期がやってきましたね。
目の前で新入社員研修を受けているあの彼。
学校での成績も優秀だったようだし、同期とも仲が良さそう。
研修後はきっと仕事でも活躍してくれるだろう…期待大!
なんて方もいるのではないでしょうか。
でも、期待しすぎにはくれぐれも要注意!
もしかしたら3年後にはその彼はもう会社にいないかもしれないのですから…。
厚生労働省が毎年発表する「新規学卒者の離職状況」では、入社3年目までの社員が毎年30%以上離職していると言われています。
入社1年目〜3年目の3人に1人は退社。
そのうち、入社1年目は10%。10人に1人が1年経たずに辞めてしまう傾向があります。
「終身雇用制度崩壊」「採用難」「転職当たり前時代」なんて言われますが、特に若い世代にとって離職に対するモチベーションは、ハラスメントなどのネガティブな要因だけでなく「キャリアアップ」「年収アップ」「独立」のようなその人にとってポジティブなものだったりするのですよね。
3月下旬には「入社式直前ですが、内定辞退いたします」というトピックがSNSやニュースでも話題になっていました。
「入社後の教育コストが無駄にならなかったと思えばよかったのでは?」という声もそれに対しては多くありましたが、、、入社後数年経ち、これから活躍してほしい人材の離職についてはどうでしょうか?
まさに入社後に教育コストをかけ、これからの活躍に期待していた人達です。
そんな時、会社と若手社員の間で信頼関係の構築やファン化が十分にできていれば、
きっとどこかで「鶴の恩返し」「ぶんぶく茶釜」のようになっていくのではないでしょうか。
辞表を受け取る準備は、できていますか?