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社員が自社に友達を紹介しない理由

多くの企業がリファラル採用の規程を作っていらっしゃいます。「リファラル採用ってなあに?」という素朴な疑問は世間知らずのようでいて、なかなか的を射た疑問にも思えます。概略は多くの方が知っているのに、現実としてはとてもマイナーな慣習でもあるからです。今回はなぜマイナーなのかを考えてみたいと思います。

まず「あなたの知り合いや親戚を我が社への就職(転職)を誘ってください。報奨金も出しますから。」と人事から発信があったら、どうしますか。以下のパターンがあるのではないでしょうか。

  1. 自分は素晴らしい会社で働いているから、友達も入社したら感謝されるだろう。しかもお金ももらえるなんて!
  2. 紹介してみたいと思うけど、会社から「紹介入社の方、ちょっとうちには合わないね」と言われたら自分自身も肩身が狭いよなあ。
  3. 知り合いのあの人なら有能だから、会社でも活躍するに違いない。だけどあの人なら「お前がいいっていうから、転職したけど・・・なんだよこの会社!」って言われるかも。
  4. この会社に知り合いなんて紹介したら、大恥かくわ。スルースルー!

冷静に考えると1と4は少数派でしょう。多くの方が逡巡するのは2または3のパターンだと思いませんか。これを突破するのは唯一お金(インセンティブ)です。少額(数万円)でしかも6ヶ月間定着した後に支給する という決まりだと二の足を踏む方が多いわけです。かくしてリファラル採用は活性化しないのでありました。